奈良県の正月・花見・夏祭り・七五三などのお祭り・年中行事・伝統行事
奈良県1月の年中行事 |
・1/1 初日の出(信貴生駒スカイライン)(葛城高原)
・1/1-15玄奘三蔵院伽藍公開(薬師寺)
・1/2 興福寺貫首社参式(春日大社)
・1/3 神楽始式(春日大社)
・1/7 修正会(東大寺)
・1月第2月:舞楽始式(春日大社)
・1/14陀々堂の鬼はしり(念仏寺)
・1/14茅原の大とんど(吉祥草寺)
・1/15新春初釜大茶盛式(西大寺)
・1/15大とんど(大神神社)
・1/16えんまもうで(白毫寺)
・1/23光仁会 癌封じ笹酒祭り(大安寺)
・1月第3日曜:篠原踊(五條市篠原)
・1月下旬:大立山まつり(平城宮跡歴史公園)
・1月第4土曜:若草山山焼き(若草山)、春日の大とんど(奈良公園飛火野) |
奈良県2月の年中行事 |
・2月上旬:珠光茶会(春日大社、東大寺、元興寺、大安寺、西大寺、唐招提寺、薬師寺、法華寺ほか)
・2/3 追儺会(興福寺)(法隆寺)、二月堂豆まき(東大寺)、節分祭・節分万燈籠(春日大社)、節分祭(長谷寺)、節分会・豆まき(元興寺)(大安寺)(金峯山寺)、節分星祭祈願会(西大寺)、節分祭・福寿豆撒き式(大神神社),、鬼火の祭典 節分会(吉野山金峯山寺)
・2月第1日曜:おんだ祭り(飛鳥坐神社)
・2月中旬:なら瑠璃絵(奈良公園一帯)
・2月中旬~3月中旬:特別陳列 お水取り (奈良国立博物館)
・2/11紀元祭 (橿原神宮)
・2/11江包・大西の御綱(桜井市)
・2/14だだおし(長谷寺) |
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奈良県3月の年中行事 |
・3/1-14二月堂の修二会(東大寺)
・3/1-14古代ひな人形展(法華寺)
・3/1-6/30玄奘三蔵院伽藍公開(薬師寺)
・3/12お水取り(東大寺)
・3/13春日祭(春日大社)
・春分の日:筆祭り(菅原天満宮)
・3/20-5/31法隆寺秘宝展(法隆寺)
・3月第3土曜:若草山山開き鹿せんべいとばし大会(若草山)
・3/25-31花会式(薬師寺)
・3月下旬~:大和郡山お城まつり(郡山城跡公園) |
奈良県4月の年中行事 |
・4月第1日曜:南阿田の流し雛(五條市)
・4/1-7ひな会式(法華寺)
・4/5春の大祭(葛城一言主神社)
・4/8 仏生会(興福寺)(東大寺)
・4/8 おたいまつ(新薬師寺)
・4/8-10春の大神祭(大神神社)
・4月第2日曜とその前日:春の大茶盛式(西大寺)
・4/10-12花供懺法会・花供会式(金峯山寺)
・4/11-5/18夢殿秘仏(救世観音)特別公開(法隆寺)
・4/14當麻寺二十五菩薩来迎会(葛城市)
・4月第3日曜:おねり供養(矢田寺)
・4/17放生会(興福寺)
・4/21弘法大師正御影供(大安寺)
・4/25文殊会(興福寺)
・4/29阪本踊り(阪本天神社)
・4月下旬-5上旬:ぼたん祭り(長谷寺) |
奈良県5月の年中行事 |
・GW:平城京天平祭 春(平城宮跡歴史公園)
・5/1 献氷祭(氷室神社)
・5/2 聖武天皇祭(東大寺)
・5/4-5万燈供養会(薬師寺)
・5/5菖蒲祭・子供の日萬葉雅楽会(春日大社)
・5/8 花まつり(元興寺)
・5月第3金土:薪御能(興福寺)(春日大社)
・5/19うちわまき(唐招提寺) |
奈良県6月の年中行事 |
・5/28-7/3あじさい園開園(矢田寺)
・6/1-30小鹿公開(奈良公園鹿苑)
・6/1-30柳生花しょうぶ園開園
・6/5-7鑑真和上坐像特別公開(唐招提寺)
・6/17三枝祭(率川神社)
・6/23竹供養 癌封じ笹酒夏祭り(大安寺)
・6/30神剣渡御祭(でんでん祭)・夏越大祓式(石上神宮)、夏越の大祓・みわの茅の輪神事(大神神社) |
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奈良県7月の年中行事 |
・7/7 弁才天供法要、三重塔特別公開(興福寺)
・7/7 蓮華会・蛙飛び行事(金峯山寺)
・7/16ススキ提灯献灯行事(鴨都波神社)
・7/30-31おんぱら祭(大神神社)・31奉納花火大会 |
奈良県8月の年中行事 |
・8月上旬:やまとの夏祭り(大和郡山市)
・8月下旬:平城京天平祭 夏(平城宮跡歴史公園)
・8月下旬:全国金魚すくい選手権大会(金魚スクエア)
・8/13-15盂蘭盆会・玄奘三蔵院伽藍公開(薬師寺)
・8/13-15十津川の大踊り (十津川村)
・8/14-15中元万燈籠(春日大社)
・8/15万燈供養会(東大寺)
・8/15奈良大文字送り火(高円山)
・8/15東坊城のホーランヤ(橿原市東坊城町)
・8/15阪本踊り(阪本天神社)
・8/23-24地蔵盆(唐招提寺)、地蔵会万燈供養(元興寺) |
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奈良県9月の年中行事 |
・9月上旬:なら奈良まつり:(平城宮跡歴史公園)
・9/1-8松尾山修験道まつり(松尾寺)
・9/15秋の大祭(葛城一言主神社)
・9/16-11/30玄奘三蔵院伽藍公開(薬師寺)
・9/17二月堂の十七夜・盆踊り(東大寺)
・9/22-11/23法隆寺秘宝展(法隆寺) |
奈良県10月の年中行事 |
・10月第1土:塔影能(興福寺)
・10月上旬:鹿の角きり(奈良公園鹿苑)
・10/5転害会(東大寺)
・10/8 天武忌・万燈会(薬師寺)
・10/8 翁舞(奈良豆比古神社)
・スポーツの日の前々日の土曜:ススキ提灯献灯行事(鴨都波神社)
・10月中旬:平城京天平祭 秋(平城宮跡歴史公園)
・10月第2日曜:秋の大茶盛式(西大寺)
・10/12題目立(八柱神社)
・10/15大仏さま秋の祭り(東大寺)
・10/15例祭(ふる祭)(石上神宮)
・10月第3日曜:吉野山秋祭り(吉野山)
・10/20-11/23橿原菊花展(橿原神宮)
・10/21-23礼堂特別公開(唐招提寺)
・10/22-11/23夢殿秘仏(救世観音)特別公開(法隆寺)
・10/23-25秋の大神祭(大神神社)
・10月下旬~11月中旬:正倉院展(奈良国立博物館)、正倉院外構公開 |
奈良県11月の年中行事 |
・11/3 文化の日萬葉雅楽会(春日大社)
・11/3 秘仏厄除観音特別開扉(松尾寺)
・11/23新嘗祭(大神神社) |
奈良県12月の年中行事 |
・12月第2日曜:奈良マラソン(鴻ノ池運動公園)
・12/15お身拭い(唐招提寺)
・12/15-18春日若宮おん祭(春日大社)
・12/29お身拭い(薬師寺)
・12/31除夜の鐘(興福寺) |
(注1)年中行事(annual event)は、毎年一定の季節・日時に行われる行事・イベントをいう。一般的に全国的なものと、特定の地方・地域・自治体・名所旧跡・施設に特有なものに分けられるが、例外的にクリスマスやハロウィンのように外国の行事で日本に定着したものもある。
(注2)奈良県は、
奈良市、東和(天理市・桜井市・宇陀市・山添村・川西町・三宅町・田原本町・曽爾村・御杖村)、西和(大和郡山市・生駒市・平群町・三郷町・斑鳩町・安堵町・上牧町・王寺町・河合町)、中和(大和高田市・橿原市・御所市・香芝市・葛城市・高取町・明日香村・広陵町)、南和(五條市・吉野町・大淀町・下市町・黒滝村・天川村・野迫川村・十津川村・下北山村・上北山村・川上村・東吉野村)の各地域からなる。ただしこの地域区分は厳密なものではなく、目的によって地域の名称・範囲が変わる。例えば奈良市と西和を合わせて中和とする場合もある。この地域区分は県外の人にはわかりにくいので、吉野川に沿って走る中央構造線により、北部低地(奈良市・東和・西和・中和)と南部吉野山地(南和)とに大別して捉えた方がよい。
(注3)奈良県の面積は約約3691k㎡。森林地帯が4分の3を占めるため、可住地面積(総面積-林野-湖沼)は約851k㎡しかない。 人口の大半が奈良県北西部の奈良盆地(約300k㎡)に居住している。奈良盆地は大和平野とも呼ばれ、その北辺に奈良市がある。奈良県は律令国では大和国(やまとのくに)にあたる。
(注4)奈良県には全国的に知られているようなお祭りはない。関西では、大和郡山お城まつり、ふるまつり、春日若宮おん祭などがそこそこ知られている。平城旧跡の整備が進んで、2018年に
平城旧跡歴史公園が開園した後は、春夏秋に大掛かりな平城京天平祭を開催している。
大和郡山お城まつりは、桜の名所・郡山城跡公園一帯で桜の開花期に行われる大和郡山市民まつり。柳澤吉保を祀る柳澤神社前で金魚品評会、時代行列・白狐渡御の市内練り歩き、天守台を数珠が取り巻く数珠くり法要などが催される。
ふるまつりは、毎年10月15日に行われる
石上神宮の例祭。午後の渡御祭で、御霊代を奉安する御鳳輦(ごほうれん)が、子供神輿や甲冑武者を従えて御旅所(厳島神社)まで約4kmの道程を渡御しになる。
春日若宮おん祭は、毎年12月15-18日に行われる
春日大社の摂社若宮神社の神事。重要無形民俗文化財にも指定されている。15日が大宿所祭・御湯立、16日が宵宮祭、17日午前0時遷幸の儀・12時お渡式・14時半お旅所祭・23時還幸の儀、18日奉納相撲・後宴能。17日が中心行事で、深夜に春日野お旅所へ遷られた若宮神のもとへ古式の行列が練り歩いて参じる。奈良県庁前を出発して、登大路を西に下り、近鉄奈良駅前から油阪を通ってJR奈良駅前から三条通りを東へ上り、一の鳥居を入ってすぐ南側の「影向の松」の前で芸能を披露(松の下式)してからお旅所へ練り込む。
平城京天平祭は、2018年以降、コロナ感染拡大による中止を除いて、ゴールデンウィークに「春」、8月後半に「夏 天平たなばた祭り」、10月に「秋
みつきうまし祭り」を平城旧跡歴史公園の朱雀門周辺で開催している。奈良県と奈良市が主催のイベントで、整備が進む平城旧跡のPRと観光客誘致を図っている。
(注5)各地のお祭り、正月・盆行事などの風俗慣習、獅子舞・盆踊りなどの民俗芸能のように人々に伝承されてきた文化を無形民俗文化財という。そのうち国指定を受けたものを重要無形民俗文化財という。奈良県内では、江包・大西の御綱(桜井市の市杵島神社・素盞鳴神社)、春日若宮おん祭の神事芸能(春日大社の摂社・春日若宮社)、題目立(奈良市の八柱神社)、陀々堂の鬼はしり(五條市の念仏寺)、十津川の大踊(十津川村)、奈良豆比古神社の翁舞(奈良市の奈良豆比古神社)、吉野の樽丸製作技術、以上7件が国の指定を受けている。
ただし、吉野の樽丸製作技術は酒樽製作の民俗技術であって年中行事には該当しない。
(注6)国以外でも県市町村がそれぞれ有形・無形の民俗文化財を指定している。奈良県指定の無形民俗文化財は、曽爾の獅子舞(曽爾村)、国栖の里(吉野町国栖)、丹生の太鼓踊り(下市町)、奥田の蓮取り(金峯山寺の蓮華会)。茅原の大とんど(吉祥草寺)、御所の献灯行事(鴨都波神社)の6件。このうち国栖の里はものづくりの地として地域全体が無形民俗文化財になっていいる。
(注7)奈良県の県の花は奈良八重桜(ならのやえざくら)。ナラノヤエザクラの開花時期は、4月下旬から5月上旬と遅い。ナラノヤエザクラは例えば奈良公園の若草山の山麓や
奈良春日野国際フォーラム甍で鑑賞できる。県の木はスギで、吉野杉は木材のブランドとして知られている。県の鳥はコマドリ。渡り鳥で夏に中国から飛来し、吉野の標高の高い場所で繁殖するが、近年生息数が減っている。海のない奈良県は県のさかなも指定していて、きんぎょ・あゆ・あまごの淡水魚3種。大和郡山市は金魚の養殖で知られていて、全国金魚すくい選手権大会を開催している。あゆは、紀の川・新宮川・淀川の上流で夏に放流される。あまごは、紀の川・新宮川・淀川・大和川の上流で養殖が行われている。
(注8)情報は変更されている場合があります。ご利用の際には公式サイト等で確認してください。
年中行事は毎年行われるお祭りなどのイベントで伝統的なものが多い