ひょうごプレミアム芸術デーは兵庫県の文化施設(博物館・美術館など)が入館無料になる日
ひょうごプレミアム芸術デー
ひょうごプレミアム芸術デーとは | ひょうごプレミアム芸術デーは、兵庫県内の文化施設が入館無料になる日。芸術デーといいながら1週間設定されている。 |
趣旨 | 兵庫県民の芸術文化に触れる機会を充実するため、兵庫県発足の日である7月12日を中心に、県立文化施設での展覧会の無料開放や、劇場等でイベントを開催するもの(兵庫県の施策)。 |
実施日 | 2024年7月9(火)~15日(月・祝)[7月12日を含む1週間]の内で各施設が無料開放や記念イベントを実施する。 |
対象施設 | 兵庫県内の美術館・博物館など103施設(県立14、市町立68、民間立21)。下表に主要施設の対象日を掲載した。 |
内容 | 常設展のみ入場無料が多い。しかし企画展・特別展も無料になる場合や、イベント参加は無料だが入館料は別途必要になる場合もある。 |
詳細 | 兵庫県サイトまたは各施設の公式サイトで確認すること。 |
経緯 | ・第1回は2022年(2022/7/12-18)で、このときは無料開放は県立9施設のみで、ほかに劇場等でイベントが開催された。 ・第2回の2023年(2023/7/11-17)は、無料開放やイベント実施が県立以外の公立・民間施設にも一挙に広がったので、県民の認知度・参加度の高まりが予想できる。また、障害者や子育て中の人に配慮したイベントも開催。約90施設参加。 ・第3回の2024年(2024/7/9-15)は、103施設が参加。兵庫県立美術館・兵庫県立人と自然の博物館・兵庫陶芸美術館ではナイト・ミュージアムを開催。障害のある人・子育て中の人に配慮したイベントも開催。 |
背景 | ・慶応4年(明治元年)5月23日に、伊藤博文を初代知事として、兵庫津(現在の神戸港西部)周辺の幕府領を管轄する兵庫県が設置された(第1次兵庫県)。この日は新暦では1868年7月12日にあたる。日本では明治5年12月2日(1872年12月31日)まで旧暦を採用していたため、それ以前は西暦とは日にちのずれが生じる。 ・1868年7月12日の(第1次)兵庫県発足後、1871年12月31日(明治4年11月20日)全国行政区画の全面改正時に摂津西部5郡を統合し、兵庫県を設置(第2次兵庫県の発足)。1876年8月21日(明治9年8月21日)飾磨・豊岡(うち但馬全域と丹波2郡)・名東(うち淡路全域)の各県を兵庫県に編入統合してほぼ現在の県域が確定(第3次兵庫県の発足)。こうして摂津(西部)・播磨・但馬・丹波(西部)・淡路の五国からなる兵庫県が成立した。 ・兵庫県発足時の詳しい事情については、兵庫県立兵庫津ミュージアムで知ることができる。兵庫津ミュージアムは、2021年11月3日開館の初代県庁館と、2022年11月24日オープンのひょうごはじまり館からなる。 ・7月12日を兵庫県民の日にするには県議会による条例の制定が必要になるため、手続きを省いてひょうごプレミアム芸術デーを設置としたものと思われる。実質的には兵庫県民の日無料開放。 |
アクセス | 複数の施設を回る場合は、各種1日乗車券の利用がお勧め |
2024年度(令和6年度)ひょうごプレミアム芸術デーに無料公開される主要施設一覧
日程 | 神戸・阪神 | 淡路・播磨 | 但馬・丹波 |
7月4(木)~7(日) | あさご芸術の森美術館(企画展:兵庫工芸・あさご芸術の森展、および常設展) | ||
7月7(日)~15(月・祝) | 兵庫県立円山川公苑美術館(企画展:山田毅 日本画展「万里一空」) | ||
7月9(火) | BBプラザ美術館(BBプラザ神戸) | ||
7月9(火)~12(金) | あかりの鹿児資料館(郷土玩具展「虎と翼」、無料イベント:あかりの実演と火起こし体験) | ||
7月9(火)~14(日) | 加古川流域滝野歴史民俗資料館 | ||
7月9(火)~15(月・祝) | 神戸市立博物館(2階コレクション展示) フェリシモ チョコレート ミュージアム(小学生以下のみ無料) 兵庫県立美術館(特別展:描く人、安彦良和、コレクション展:白髪一雄) 横尾忠則現代美術館(横尾忠則 寒山百得展) 兵庫県立兵庫津ミュージアム(常設展) 兵庫県立人と自然の博物館(入館無料) |
淡路市北淡歴史民俗資料館 兵庫県立考古博物館(常設展) たつの市立室津民俗館(常設展) たつの市立室津海駅館(企画展:木工家・大前隆一の書く万葉風景) たつの市立龍野歴史文化資料館 姫路市立美術館(常設展示:國富奎三コレクション) 西脇市岡之山美術館(企画展:渡邉 操展) 加古川総合文化センター(プラネタリウム無料) 兵庫県立歴史博物館(常設展) 古代鏡展示館(兵庫県立フラワーセンター内) |
兵庫陶芸美術館(特別展:初代和田桐山-兵庫が生んだ名工-/受贈記念 高瀨正義コレクション 兵庫のやきもの探訪-五国の窯場を巡る-) 丹波市立植野記念美術館(丹波市制20周年記念・作品受贈記念「郷土の日本画家 中尾英武展」) |
7月10(水)~12(金) | 切手文化博物館(切手で彩る絵はがき作品展2024) | ||
7月10(水)~14(日) | アガペ大鶴美術館(常設展) | ||
7月11(木)~12(金) | 赤穂市立美術工芸館田淵記念館(企画展:未公開収蔵品展Ⅱ) 赤穂市立民俗資料館(常設展) 赤穂市立歴史博物館(常設展) 加東アート館(常設展) |
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7月13(土) | 横尾忠則現代美術館(事前申込:大江千里ミニライブ) 兵庫県立美術館(屋外を巡るナイト・ツアー) 兵庫県立人と自然の博物館(ナイト・ミュージアム) ピッコロシアター(事前申込:ピッコロシアター文化セミナー) |
丹波市立俳人細見綾子生家(常設展) 兵庫県立コウノトリの郷公園(無料イベント:土曜ガイドウォーク) |
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7月13(土)~15(月・祝) | 南あわじ市滝川記念美術館 玉青館(特別展「銅鐸礼賛 -地宝を訪ねて徳島-」) 兵庫県立考古博物館(企画展「ひょうご発掘調査速報2024」) 平福郷土館(常設展) 上月歴史資料館(常設展) |
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7月14(日) | 養父市立やぶ市民交流広場(無料イベント:やぶ市民交流広場オープンハウス YBファブのナツフェス!2024) | ||
7月15(月・祝) | 堀江オルゴール博物館 芦屋市谷崎潤一郎記念館 芦屋市立美術博物館 |
明石市立文化博物館(常設展) | 篠山城大書院(常設展) 丹波篠山市立歴史美術館(常設展) 丹波篠山市立青山歴史村(常設展) 丹波篠山市立武家屋敷安間家史料館(常設展) 日本・モンゴル民族博物館(作品展「鉛筆彫刻人 シロイ~直径3ミリからの芯世界~」) |
7月20(土)~28(日) | 太子町立歴史資料館(企画展「近世の村と大庄屋の庭園」) | ||
7月21(日) | 兵庫陶芸美術館(イベント:夏休み1日まるごとこどもの日) | ||
7月27(土) | 兵庫県立芸術文化センター(無料イベント:PACメンバーによるウェルカム演奏30分、邦楽「先生方によるデモ演奏」15分、スーパーキッズ・オーケストラミニコンサートなど) |
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(注1)上記表には、常時無料公開施設は含んでいない。
(注2)関西では秋の関西文化の日(原則11月第3土日)の施設無料開放が定着している。ひょうごプレミアム芸術デーは利用者を兵庫県民に限定しているわけではないので、関西の人は毎年7月と11月に兵庫県内の文化施設を安価に回遊できる。
(注3)兵庫県のふるさと納税「ふるさとひょうご寄附金」の芸術文化振興コースに「ひょうごプレミアム芸術デー」開催応援プロジェクトがある。寄附額のうち2000円を超える部分について、一定の上限まで、原則として所得税・個人住民税から全額控除される。
(注4)各施設の営業情報に注意してください。また情報は変更されている場合があります。ご利用の際には公式サイト等で確認してください。
(注2)関西では秋の関西文化の日(原則11月第3土日)の施設無料開放が定着している。ひょうごプレミアム芸術デーは利用者を兵庫県民に限定しているわけではないので、関西の人は毎年7月と11月に兵庫県内の文化施設を安価に回遊できる。
(注3)兵庫県のふるさと納税「ふるさとひょうご寄附金」の芸術文化振興コースに「ひょうごプレミアム芸術デー」開催応援プロジェクトがある。寄附額のうち2000円を超える部分について、一定の上限まで、原則として所得税・個人住民税から全額控除される。
(注4)各施設の営業情報に注意してください。また情報は変更されている場合があります。ご利用の際には公式サイト等で確認してください。
無料・割引優待 |
・国際博物館の日(5/18) ・ひょうごプレミアム芸術デー(7/12) ・敬老の日・老人の日(9/15) ・KOBE観光の日(10/3) ・関西文化の日(11/第3土日) ・関西ぐるっとパス ・子どもファーストデイ ・京都きものパスポート ・伝統産業の日(春分の日) ・遊園地・テーマパーク ・動物園・水族館 ・庭園・植物園・展望スポット ・博物館・科学館・美術館 |
ひょうごプレミアム芸術デーに無料公開される観光文化施設のリスト