Kobe 1-day loop bus ticketは神戸市都心部の巡回バス・シティループと連節バス・ポートループが乗り放題になる1日乗車券
項目 | Kobe 1-day loop bus ticketの解説 |
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発売価格 | 大人700円 小人350円 2022/5/14-10/31ぐるり旅KOBEキャンペーンにより大人350円で販売、12/31まで有効。 |
発売期間 | 通年 |
有効期間 | 1日 |
内容 | 神戸市都心部を周遊する巡回バス・シティループと連節バス・ポートループが乗り放題 |
特徴 | ・Kobe 1-day loop bus ticket(神戸1日循環バスチケット)は、シティループとポートループなどが1日乗り降り自由になる乗車券。 ・この乗車券があれば、神戸市都心部の観光スポットはほぼすべて周遊できて、地下鉄を利用する必要はなくなる。おすすめ。英語表記だが外国人向けというわけではない。 ・神姫バスの路線のうち、都心部の山手線、神戸空港線(新神戸駅前~神戸空港)などは利用できる。神戸市バス(市営バス)には乗れないので注意。 ・紙券とモバイルチケット(要スマホ)がある。 ・シティループもポートループも神戸市と神姫バスのエコファミリー制度(下記別項目参照)の対象。土日祝等は大人1人につき小学生以下2人まで無料になる。 ・連続する2日間有効なKobe 2-day loop bus ticket(神戸2日循環バスチケット)もある。2日乗車券の販売価格は大人1000円、小人500円。 ・2022/4/1発売開始。 ・2022/5/14-12/31ぐるり旅KOBEキャンペーン(下記項目)により大人のみ半額の350円で販売。小人と同一価格になる。予定販売枚数3万枚。 |
乗降ドアと運賃支払い | ・シティループのレトロな緑色のバスは、前方のドアから乗って、運賃を支払うか、ICカードを読み取り機にタッチするか、1日乗車券・2日乗車券を提示する。降車は後方ドアから。 ・ポートループの青色の連節バスのドアは、前方(運転席横)・中央・後方の3ヵ所ある。中央または後方のドアから乗車して、降車時に運転席横で運賃を支払うか、ICカードを読み取り機にタッチするか、1日乗車券・2日乗車券を提示して、前方ドアから降りる。 ・シティループは運賃前払い、ポートループは運賃後払いと、乗車・支払いシステムが異なっているので注意が必要。どうして統一しないのか不思議だ。 |
ぐるり旅KOBEキャンペーン(2022/5/14-10/31) | ・「ぐるり旅KOBE」キャンペーンは神戸市の短期的な市内観光振興策。2022/5/14-10/31キャンペーン期間に2つのチケット(都心部循環バスパスと市内観光施設利用パス)を通常価格の半額で販売するが、販売枚数と使用期限は異なる。 1.Kobe 1-day loop bus ticket:使用期限2022/12/31、販売価格大人350円、予定販売枚数3万枚。 2.KOBE観光スマートパスポート:使用期限2023/5/31、販売価格プレミアム1day1800円(通常価格3600円)・プレミアム2day 2950円(通常価格5900円)、予定販売枚数2.4万枚。KOBE観光スマートパスポートは神戸市内49施設で使える電子周遊パスポート(1施設1回限り有効)、オンラインまたは取扱い施設で購入。パスポート対象施設は、シティループとポートループでは周れない施設も多い点に注意。オンラインはFeel KOBEサイト、取扱い施設は神戸市総合インフォメーションセンター(三宮駅)・北野観光案内所・新神戸駅観光案内所。電子チケット(QRコード)をメールで受け取り、スマホ画面に表示して使用する。 |
フェリシモ チョコレート ミュージアム入館券付き『Kobe 1-day loop bus ticket』 | ・発売期間:2022/6/20-9/21 ・発売価格:大人1000円 ・フェリシモ チョコレート ミュージアムは、2021/10/22新港地区にある通販会社フェリシモの本社2Fにオープンした、チョコレートのパッケージなどを収集・展示するミュージアム。要事前予約。 ・2022/9/21までの開館記念入館料金は1000円なので、上記ぐるり旅KOBEキャンペーンのKobe 1-day loop bus ticke350円と合わせると1350円分の価値がある。 |
前身の各種1日乗車券について | ・シティループとポートループが1日乗り降り自由になる乗車券としては、2021年8月10日発売開始のW・LOOP(ダブル・ループ)1日共通乗車券(大人1000円小人500円)があった。Kobe
1-day loop bus ticketの発売に伴い終了した。 ・神戸市都心部巡回バスのシティループの1日乗車券は大人680円、子供340円だった。こちらも廃止されたが20円プラスすればポートループにも乗れるKobe 1-day loop bus ticketが購入できる。 ・神戸市ウォーターフロント巡回バスのポートループの1日乗車券は大人500円、子供用の設定はない。2022/4/1以降も継続。 ・シティループの神姫バスへ移管(下記項目参照)によって、シティループとポートループの両方を神姫バスが運行することになったので、名称変更と販売価格の引き下げになった。 |
神戸交通振興株式会社から神姫バスへ移管 | ・2022/4/1、シティーループと山手線バスの運行を神戸交通振興(株)から神姫バスに移管した。シティーループは後述、山手線は、三宮センター街東口~加納町3丁目~県庁前~下山手通7丁目~湊川公園東口~新開地~JR神戸駅前バスターミナル。 ・神戸交通振興株式会社は神戸市の外郭団体で、シティー・ループのほか地下鉄駅構内店舗など神戸市交通局の事業を請け負っていた。2022/3/31で全事業を終了し解散した。 ・神戸交通振興の販売済・未使用のシティー・ループ1日乗車券につては、2022/3/1-5/31の間に手数料無料で払戻し。 |
シティー・ループについて | ・シティー・ループは神戸市都心部の巡廻路線バス。車両はクラシックな形状で、濃緑色の車体。 ・新神戸駅~三宮駅~元町~メリケンパーク~ハーバーランド~南京町~旧居留地~北野~新神戸駅を8の字型に巡回(下記参照)している、1周約63分。 ・運行は9:00~18:00頃。運行間隔は、約6~15分間隔。 |
シティー・ループの循環運行ルート | 三宮センター街東口→ 地下鉄三宮駅前(北行)→北野工房のまち→北野坂→北野異人館→布引ハーブ園/ロープウェイ→新神戸駅→地下鉄三宮駅前(南行)→(三宮バスターミナル)→神戸市役所前→元町商店街→メリケンパーク→中突堤(ポートタワー前)→ハーバーランド(umie)→みなと元町駅前→南京町(中華街)→旧居留地(神戸市立博物館)→三宮センター街東口 |
ポートループについて | ・ポートループ(Port Loop)は、三宮(神戸市都心部)とウォーターフロント(神戸港新港地区~ハーバーランド)を結ぶ循環バス路線。バス車両として乗車定員の多い連節バスを使用する。主たる目的は交通アクセスの悪い新港地区(再開発中)への足の確保。 ・連節バスは、普通のバス車両の後部に蛇腹でもう1つ車体(運転席と前輪部分がない)を連結したもの。全長約18m、収容人数は112人で、大型バスの約1.5倍の輸送力がある。 ・ポートループの運賃は大人210円、小人110円で、神戸市バス普通区均一料金と同じ(神戸市バスの1日乗車券はない)。ポートループの運行は神姫バスに委託されているが、神戸市バス普通区IC定期券で追加料金なくポートループに乗車できる。1日乗車券は、神姫バス三宮バスターミナルで販売するほか、神姫バスの乗車券アプリPassRu(パスルー)で購入・使用することもできる。 ・2021/3/20-21プレ運行を実施した後で、2021/4/1から運行を開始した。 ・2022/4/1から新神戸駅前まで路線を延伸した。同時にバス停を6ヵ所増設して利便性を増した。6ヵ所は、市役所・東遊園地前(ハーバーランド方面行)、メリケンパーク(ハーバーランド方面行)、かもめりあ(新神戸方面行)、東遊園地前(新神戸方面行)、三宮センター街東口(新神戸方面行)、新神戸駅前。 |
山手線(バス)について | ・神戸交通振興バスから神姫バスに移管された山手線の路線は、三宮駅前と神戸駅前を山手幹線を通って結ぶバス路線。バス停は、三宮センター街東口~加納町3丁目~県庁前~下山手通7丁目~湊川公園東口~新開地~JR神戸駅前バスターミナル。 ・運行経路・ダイヤ・運賃(大人210円小児110円)の変更はない。 |
神戸空港線について | ・神姫バスの神戸空港線は、新神戸駅前と神戸空港を神戸港港島トンネル経由で結ぶバス路線。バス停は、新神戸駅前~地下鉄三宮駅前~北埠頭~中埠頭~港湾短大前~神戸空港。新神戸駅前または地下鉄三宮駅前までの大人運賃は340円。 ・Kobe 1-day loop bus ticketを使って、ポートライナーを利用しなくても神戸空港まで行ける。 |
ポートループで巡るスポット(最寄バス停) | ・三宮駅前停留所以外のバス停そばの観光・レジャー施設は、デザインクリエイティブセンター神戸・神戸税関(KIITO前)、神戸みなと温泉蓮(新港町)、神戸ポートタワー・メリケンパーク・神戸海洋博物館カワサキワールド(ポートタワー前)、umie・神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール・モザイク大観覧車(ハーバーランド)など。 ・再開発中の神戸港新港西突堤地区に、2021年秋、神戸ポートミュージアムが開業する。神戸ポートミュージアムは、アクアリウムのアトアを中心とした複合文化施設で新港西突堤地区開発の目玉。水族館以外にクラシックカーミュージアムとフードホールをもつ。最寄バス停は新港町。神戸ポートミュージアムがオープンすると観光客によるポートループの利用も進むと考えられる。 |
参考1日乗車券 | ・神戸市バス・地下鉄共通1日乗車券:大人1040円。 ・神戸市地下鉄1日乗車券:大人830円。 ・ ・ポートループ1日乗車券:500円(小児用なし)。 ・スカイバス神戸×シティー・ループ1デイチケット:大人2300円、子供1150円。 ・コベリン1日利用(神戸市レンタサイクル):800円。 |
参考チケット:市バス・地下鉄共通NEW Uラインカード | ・NEW Uラインカードは、神戸市バス・神戸市営地下鉄の全路線で使用できるプリペイドカード。 ・大人用は1000円券(利用額1000円)と3000円券(利用額3200円)の2種類あり、小児用は1000円券(利用額1000円)がある。 ・乗継割引があり、同日中に市バスと地下鉄を乗り継いだ場合、大人20円引き・小児10円引きとなる。神戸市バス・地下鉄共通1日乗車券を使うほどには公共交通の利用予定がない場合には一考に値する。 ・カードの有効期限はないが、払い戻しもない。 ・地下鉄券売機などで販売している。 ・ほかに市バス専用カード(1000円券、2000円券)と市バス昼間専用カード(1000円券、2000円券)もある。 |
参考:神戸市バスについて | ・バス車両への乗降は、後ろ乗り・前降り。運賃の支払いは降車時。ICカードを支払いに使用する場合は、乗車時にIC読み取り機にタッチし、降車時にもタッチする(2タッチ制)。 ・料金体系は普通区(市街地)と近郊区(周辺部)に分かれている。普通区は大人210円の均一料金、近郊区は距離によって料金が変わる変動料金で、170円~560円でかなり幅がある。 |
神戸中心市街地スポット(最寄バス停) | ・都心部でも、地下鉄駅からは距離があるが、市バス停留所がある観光スポットしては、神戸市立王子動物園(王子動物園前)、兵庫県立美術館(県立美術館)、人と防災未来センター(人と防災未来センター)、メリケンパーク(中突堤)、ビーナスブリッジ(ビーナスブリッジ)などがある。 ・神戸観光も参照。 |
エコファミリー制度について | ・神戸市交通局に、エコファミリー制度がある。これは土日祝夏休み年末年始に神戸市営地下鉄・バスを利用する大人に同伴する子供の運賃を2人まで無料とするもの。神戸市バス・地下鉄共通1日乗車券を使用する大人にも適用されるので、利用すれば極めて安価に神戸市内を回遊できる。神戸市民に限定されていないお得な制度。 |
発売場所 | 紙乗車券:神戸市総合インフォメーションセンター(JR三ノ宮駅南側)、神戸市新神戸駅観光案内所、神姫バス神戸三宮バスターミナル、北野工房のまち、かもめりあ乗車券発売所、シティーループ車内(1日券のみ)、ポートループ車内。 モバイル乗車券(支払いはクレジットカード):スマホアプリ「PassRu」「RYDEPASS」。 |
公式サイト | 神姫バス |
注 | 情報は変更されている場合があります。ご利用の際には公式サイト等で確認してください。 |
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