地下鉄1日乗車券、神戸街めぐり1dayクーポン、垂水・舞子1dayチケットといった神戸市内のお得な交通チケット一覧
神戸市のお得な切符・フリーきっぷの解説
・神戸市の観光エリアは、中心部(北野・三宮・元町・ハーバーランド)、西部(須磨・垂水・舞子)、北部(六甲山・有馬温泉)に大別できる。神戸観光に利用できるお得な切符も種類は多い。神戸市全体へのアクセス方法については神戸市へのアクセスを参照。神戸市内の移動手段については、神戸市内交通を参照。

・神戸市中心部(神戸観光地図参照)は、北野の洋館や元町の南京町(中華街)に代表される歴史のある港町。大都市としては比較的狭いエリアに観光スポットが点在している。異人館のある北野以外は平坦で歩きやすく、概ね徒歩で移動可能。観光目的の場合は、他の大都市のようには地下鉄1日乗車券が威力を発揮しない。むしろ都心部循環バスのシティーループとポートループの1日乗車券であるKobe 1-day loop bus ticketの方が有用かもしれない。連続する2日用のKobe 2-day loop bus ticketもある。季節と天候によってはレンタサイクル(電動自転車)のコベリンがお勧め。

神戸街めぐり1dayクーポン(1000円)は、神戸市営地下鉄とポートライナーの1日乗車券に、750円分の観光クーポンがついているので、観光客におすすめ。基本となる神戸エリア版のほかに、大阪・京都・奈良など関西各方面からの日帰り客向けの私鉄別エリア拡大版もある。それぞれ各私鉄の1日乗車券がついているので汎用性が高い。

・ポートライナーは三宮沖合の人工島・ポートアイランドを縦断する新交通システムで、沿線に神戸どうぶつ王国神戸市立青少年科学館イケア神戸などがある。南端は神戸空港。専用のポートライナー1日乗車券がある。

・神戸市にはもう一つ人工島・六甲アイランドがあって、こちらは六甲ライナーが通じているが、特段の観光スポットはない。こちらも専用の1日乗車券がある。またポートライナー・六甲ライナー共通1日乗車券もある。

・神戸市西部には、須磨・垂水・舞子という観光スポットがある。須磨(須磨観光地図参照)は、源平一ノ谷の古戦場などがある須磨浦公園など歴史的なエリアであると同時に、須磨海岸・水族園・須磨離宮公園といったレジャースポットにも恵まれている。垂水・舞子(舞子観光地図参照)は、淡路島に架かる明石海峡大橋を望む開放的な臨海エリア。三宮から1日乗車券(垂水・舞子1dayチケット)があるし、阪神沿線からの拡大版もある。

六甲山・有馬温泉エリアについては別掲する。

・神戸市交通局に、エコファミリー制度がある。これは休日に神戸市営地下鉄・バスを利用する大人に同伴する子供の運賃を無料とするもの。これによってマイカーから公共交通への利用転換と、交通渋滞の緩和を狙っている。休日には夏休みと冬休みも含まれる。利用者が神戸市民に限定されているわけではないので、神戸を訪れる観光客は是非ともしっておくべき情報。

・利用者の少ない地下鉄海岸線の振興策として、社会実験と称して、海岸線中学生以下フリーパスを実施中。これは海岸線(三宮・花時計前駅~新長田駅)が全線乗り放題となる無料のパスで、中学生以下(要身分証明書)であれば、神戸市外在住でもかまわないが、三宮駅・長田駅・名谷駅・西神中央駅の定期券販売所ほかで手続きする必要がある。手続きは保護者が行う必要があるが、フリーパスによる乗車自体に保護者が同伴する必要はない。2017年7月1日からはじめたが、十分な実験データが把握できないなどとして延々続けている。有効期間:2022/4/1-2023/3/31(6ヵ月毎に更新)。2001年7月7日に開業した海岸線は赤字を垂れ流し続けており、2018年10月に、神戸市長が海岸線建設の失敗を認めている。
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