てくてくきっぷ、堺都心1日フリーカード、堺おもてなしチケットといった堺市内のお得な交通チケット一覧
堺市のお得な切符・フリーきっぷの解説
堺市は、大阪市の南側に隣接する政令指定都市。面積は大阪市の3分の2、人口は3分の1あるが、公共交通は大阪市に比べると著しく見劣りする。

・鉄道は、海寄り(西側)については、南北を縦断する路線はそれなりに充実している。西から東に順に、南海本線、阪堺電車(路面電車)、南海高野線、JR阪和線、大阪市営地下鉄御堂筋線(なかもず駅まで)が通っている。中百舌鳥(なかもず)からは、泉北高速鉄道が堺市南部と和泉市を結んでいる。東西を横断する路線については、南海高野線が部分的に通っているだけで、無いに等しい。

・したがってバスが堺市内の東西交通の主役となっている。2015年からは、堺都心部を周遊する巡回バスの堺まち旅ループがスタートし、便利になったが2018年に終了した。運行日は土日祝のみだったが、南海バスの1日乗車券である堺都心1日フリーカードと全線1日フリーカード、南海バスと阪堺電車を組み合わせた1日乗車券の堺おもてなしチケット(南海バス拡大版と阪堺拡大版)も堺まち旅ループが利用できた。

・南海電鉄に堺市を含んだ通年の1日乗車券はないが、年末年始やゴールデンウィークに発売されることがある。堺・百舌鳥古墳群世界遺産きっぷは、実質的には南海電車の堺市1日乗車券。阪神1電車日乗車券と組み合わせた阪神版もあり、阪神沿線からの堺日帰り旅行チケットまたは南海沿線からの阪神・神戸日帰り旅行チケットとして使える。
・泉北高速鉄道に1日乗車券はない。
・阪堺電車の1日乗車券はスクラッチタイプのてくてくきっぷ。堺市と大阪市南部を路面電車でのんびり回遊した人にぴったりの乗車券。
・大阪メトロ(旧大阪市交通局)のエンジョイエコカードで、御堂筋線なかもず駅まで来ることはもちろん可能。

堺おもてなしチケットは、阪堺電車と南海バスを組み合わせた企画乗車券。阪堺電車の有効区間を堺市内に限定した南海バス拡大版と、全線有効の阪堺拡大版と2タイプある。一般的には自由度の高い後者をお勧めするが、堺市内に滞在して、市外に出るつもりが無い人には前者で十分。

・堺観光乗車券としては、堺おもてなしチケット阪堺拡大版(通年発売)と堺・百舌鳥古墳群世界遺産きっぷ(期間限定)が使える。
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