神戸市営地下鉄・北急・神戸電鉄・ポートライナー・六甲ライナー・ロープウェー・ケーブルカー・巡回バス・レンタサイクルなど神戸市市内交通手段の一覧
地下鉄 神戸市営地下鉄・北急
西神・山手線 ・西神・山手線(せいしん・やまてせん)は、神戸市地下鉄(神戸市高速鉄道)の基幹路線。新神戸駅から三宮を経由して神戸市西区のニュータウンエリアに向かう路線。新幹線新神戸駅と繁華街・三宮を結ぶ大動脈。新長田駅では地下鉄海岸線とJR神戸線に接続する。沿線に兵庫県公館(県庁前駅徒歩1分)、長田神社(長田駅徒歩7分)、神戸総合運動公園(総合運動公園駅徒歩3分)などがある。神戸市地下鉄1日乗車券は大人830円。
海岸線 ・海岸線は、三宮・花時計前駅から西方向へ海岸寄りを周回して、新長田駅に至る神戸市地下鉄路線。沿線にハーバーランド(ハーバーランド駅徒歩3分)、神戸市中央卸売市場本場(中央市場前駅徒歩1分)、ノエビアスタジアム神戸(御崎公園駅徒歩5分)などがある。利用者は少なく、したがって運行本数も少ない。神戸市地下鉄1日乗車券は大人830円。
北神急行電鉄 ・北神急行電鉄は新神戸駅~谷上駅の全線トンネル1区間のみ運行している(北神線)。1区間のみだが、六甲山表側の新神戸駅で神戸市営地下鉄山手線と相互乗り入れしており、実質的に地下鉄の延長路線として機能している(料金体系は別)。六甲山裏側の谷上駅で神戸電鉄に接続している。有馬温泉に行くには谷上駅から神戸電鉄を利用する。新神戸駅~谷上駅の運賃は大人370円。
・2018年末から、神戸市が北神急行を買収して市営地下鉄に組み込む方向で阪急電鉄と協議を始め、買収が完了した2020年6月1日から神戸市地下鉄北神線となった。新神戸駅~谷上駅の運賃は大人280円となった。
 
ローカル鉄道 神鉄・北急
神戸電鉄 ・神戸電鉄は、阪急阪神ホールディングスの子会社。繁華街の新開地(神戸市兵庫区)と、神戸市北区およびその北側一円を結ぶ路線網を運営している。5路線を運行しているが、観光面では神戸市街地と有馬温泉を結ぶ有馬線がメイン。中途の谷上駅で北神線と接続している。谷上駅~有馬温泉駅は400円。新開地駅~有馬温泉駅は690円。新開地駅で阪急・阪神と接続している。
北神急行電鉄 ・北神急行電鉄は阪急阪神ホールディングスの子会社。新神戸駅~谷上駅の全線トンネル1区間のみ運行している(北神線)。六甲山の地下を通り抜けて、裏側の北区と中心市街地の三宮を結ぶ電車路線という点では重要。観光客にとっては、有馬温泉に行くルートの一つ。上記したように2020年6月1日から神戸市地下鉄北神線となったため、神戸市内のローカル鉄道は神戸電鉄のみとなった。
 
新交通システム ライナー
ポートライナー(ポートライナー路線図 ・ポートライナーは、人工島・ポートアイランドおよびその南隣の神戸空港と、三宮を結ぶ高架ゴムタイヤ電車。沿線に、UCCコーヒー博物館・神戸市立青少年科学館・IKEA神戸(南公園駅徒歩2-3分)、神戸どうぶつ王国(京コンピュータ前駅すぐ)などがある。ポートライナー1日乗車券は大人710円。
六甲ライナー(六甲ライナー路線図 ・六甲ライナーは、人工島・六甲アイランドと本土の神戸市街地を結ぶ高架ゴムタイヤ電車。沿線に菊正宗酒造記念館(南魚崎駅徒歩3分)、神戸市立小磯記念美術館(アイランド北口駅徒歩3分)、神戸ファッション美術館・神戸ゆかりの美術館(アイランドセンター駅徒歩2分)などがある。六甲ライナー1日乗車券は大人550円。
 
ロープウェー 索道(さくどう)
神戸布引ロープウェイ ・神戸布引ロープウェイは、六甲山中腹(新幹線新神戸駅裏手)にある神戸布引ハーブ園(庭園・植物園・展望スポット)に登るためのロープウェイ。片道所要10分、料金は大人片道950円・往復1500円でハーブ園の入園料を含んでいる。ハーブ園へはロープウェイ以外には徒歩でのアクセスが可能で、車は不可。
六甲有馬ロープウェー ・六甲有馬ロープウェーは、六甲山頂と有馬温泉を結んでいる。片道所要12分、料金は大人片道1030円・往復1850円。
摩耶ロープウェー ・摩耶ロープウェーは、摩耶ケーブルと共にまやビューラインを形成する。まやビューラインは摩耶山へ登坂する交通路線。山麓の摩耶ケーブル駅からケーブル虹の駅まで、摩耶ケーブルに乗り、徒歩2分の摩耶ロープウェー虹の駅から星の駅まで摩耶ロープウェーに乗る。山上の星の駅の前は展望スポットの摩耶山掬星台(標高690m)。星の駅から六甲摩耶スカイシャトルバスを利用すれば、六甲山牧場や六甲ケーブルの六甲山上駅に行ける。
・摩耶ロープウェー区間は、所要5分、料金は大人450円。ケーブルを含めた全区間は大人片道900円、往復1560円。火曜定休だが、夏休み期間は無休。
 
ケーブルカー
摩耶ケーブル ・摩耶ケーブルは、摩耶ロープウェーと共にまやビューラインを形成する。摩耶ケーブル駅からケーブル虹の駅までのケーブル区間は、所要5分、料金は大人450円。ケーブルを含めた全区間は大人片道900円、往復1560円。火曜定休だが、夏休み期間は無休。
六甲ケーブル ・六甲ケーブルは、六甲ケーブル下駅と六甲山上駅を約10分で結ぶ。料金は大人片道600円、往復1100円。六甲山上駅からは六甲山上バスと六甲摩耶スカイシャトルバスの2系統の巡回バスに乗車できる。
・六甲山上バスは、六甲山カンツリーハウス六甲ガーデンテラスなどの六甲山の山上施設や六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅を周回している。六甲摩耶スカイシャトルバスは、六甲山牧場、摩耶山天上寺、摩耶ロープウェー星の駅などを結んでいる。
 
バス 循環バス・巡廻バス
シティー・ループ ・シティー・ループは、神戸市内中心部の主要観光スポットを巡回する遊覧路線バス。停留所17箇所、1周約1時間強。運行間隔が短いので実用性が高い。大人の1乗車運賃260円、シティー・ループ1日乗車券は680円。
ポートループ ・Port Loop(ポートループ)は、都心(三宮)とウォーターフロントを結ぶ連節バス(BRT)の愛称。神戸市では、2017年から連結バス(BRT)の社会実験を進め、神戸港新港地区の再開発に合わせて運行をはじめた。連節バスの名称は市民の投票で2021年1月に決まった。同年4月から2台で本格運行を開始、7月から4台体制に移行。事業者は神姫バスで神戸市営バスではない。
・三宮駅前、新港突堤地区、メリケンパーク、神戸ハーバーランドを約45分で巡回する。大人の1乗車運賃は210円で、神戸市営バスと同じ。神戸市営バスにはない1日乗車券ポートループ1日乗車券)があり、価格は500円。
スカイバス神戸 スカイバス神戸は、神戸市内中心部を60分で時計回りに1周する定期観光バス。屋根のない赤色の2階建てオープンバスから街の景観を楽しむ。ガイド案内あり、途中下車なし。料金は、40分コースが大人1500円、小児750円、60分コースが大人2000円、小児1000円。
スカイバス神戸×シティー・ループ1デイチケットは、スカイバス神戸2回乗車+シティー・ループが乗り降り自由な1日乗車券。大人2300円・子供1150円。
六甲山上バス ・六甲山上バスは六甲山上の東側の観光スポットを回る巡回バス。1日乗車券の六甲山上バス1DAYチケットは大人450円・子供230円。
六甲摩耶スカイシャトルバス ・六甲摩耶スカイシャトルバスは六甲山上の西側の観光スポットを回る巡回バス。1日乗車券はない。
 
自転車 レンタサイクル
コベリン ・パソコンまたはモバイルから登録する会員登録制のコミュニティサイクル(シェアサイクル)。三宮駅前や元町駅前など神戸都心部14ヵ所にセルフのレンタルポートを配置している。電動アシスト自転車をどのポートで借りてどのポートに返却してもよい(神戸市都心部レンタサイクル)。
・利用料金は最初の60分100円、以降100円/30分、1日最大1000円(上限)。または1日パス800円。ポートへの1時駐輪も可能。
駅リンくん ・駅リンくんは、JR西日本レンタカー&リースのレンタサイクル。神戸市内ではJR神戸駅南側の駅レンタカー神戸営業所で貸し出している(神戸駅レンタサイクル)。普通車1回利用500円。
マヤチャリ ・マヤチャリ(ママチャリではなく摩耶チャリ)は、六甲山展望スポットの掬星台で貸し出している山上レンタサイクル(六甲山レンタサイクル)。電動アシスト自転車が3時間1000円で借りられる。専ら観光レジャー用途のレンタサイクル。
神出山田自転車道 ・神出山田自転車道は、神戸市が北部郊外に整備したサイクリングロード。2020年度にシェアサイクルを試行実施。整備を進め、利用拡大を進める見通し(神出山田自転車道レンタサイクル)。
 
自家用車 神戸市内高速道路・有料道路(基幹路線を除く)
阪神高速32号新神戸トンネル ・新幹線新神戸駅南方を東西に走る国道2号線(その南方に阪神高速3号神戸線生田川出入口がある)と、阪神高速7号北神戸線との箕谷ジャンクションを結ぶ南北の短距離路線。六甲山を通り抜けるトンネル路線で、全線神戸市内にある。2012年10月に神戸市道路公社から阪神高速に管理が移管された。したがって新神戸トンネルも阪神高速ETC乗り放題パスの対象に含まれている。北行き入口を共有する山麓バイパスは対象外なので注意。
山麓バイパス ・山麓バイパス(さんろくばいぱす)は、六甲山地を通り抜ける有料道路の一つで、全長約8km。六甲山地を通り抜けるという場合、普通は南北のルートをイメージするが、この道路は六甲山地の一部を東西に抜ける。東端は新神戸駅の南側を流れる生田川沿いに出入口を持ち(生田川インター)、中間の天王谷インターで西行きのみ国道428号線(有馬街道)に接続し、西端の雲雀ヶ丘出入口で神戸市道夢野白川線(旧西神戸有料道路)に接続する。上記したように新神戸トンネルの北行きと山麓バイパスの西行きは新神戸駅南側のトンネル入口を共用しているの点に注意。
六甲有料道路(六甲山トンネル) ・六甲有料道路は、六甲山の下を通り抜ける有料道路。名称からは六甲山上を東西に縦走するイメージを受けるが、実際は灘区と北区を繋ぐ南北のトンネル道路。北側は阪神高速7号北神戸線と六甲北有料道路に直結しているが、南側は他の高速に接続していない。兵庫県道95号線灘三田線を南下すると東明交差点で国道43号線にぶつかるが、上を阪神高速3号線が併走している。
六甲北有料道路(北神バイパス) ・南端で六甲有料道路と阪神高速7号北神戸線に接続し、神戸北ジャンクションで山陽自動車道と接続、北端の神戸三田インターで中国自動車道に接続する。六甲+六甲北有料道路は、神戸市灘区と三田市の間の20.8kmを結んでいる。途中の料金所毎に料金が設定されている。
阪神高速7号北神戸線 ・西宮市の中国自動車道・西宮山口ジャンクションから神戸市の第二神明の伊川谷ジャンクションに至る路線。六甲山系の北側を通る東西の路線。
ハーバーウェイ(港湾幹線道路) ・ハーバーウェイは、六甲アイランドから摩耶埠頭を経由してポートアイランドに至る全長10.5kmの港湾道路で、うち5.2kmが有料区間。一種のバイパスだが、地元住民以外にはわかりにくいところを通っている。
・ETCは利用できない。
摩耶大橋 ・摩耶大橋(まやおおはし)はハーバーウェイと併走する一般道に突然現れる有料の橋。ハット神戸からよく見えるが、地元住民以外にはわかりにくいところにある。
・ETCは利用できない。
 
レンタカー 新神戸駅周辺
駅レンタカー ・駅レンタカーはJRグループのレンタカー。新神戸駅営業所は、新幹線新神戸駅1Fコンコースにあるので便利。営業時間8:00~22:30。電話:078-241-3570。レール&レンタカー予約は、JRの鉄道利用と駅からのレンタカー利用のセットプランで、乗車券2割引+特急料金・グリーン料金1割引+レンタカー特別料金。別の営業所への乗捨ては可能で、50km以内は無料。レール&レンタカー予約料金例:ヴィッツ24時間7400円(免責補償料込み)。通常料金はヴィッツ24時間7020円+免責補償料1080円=8100円。
・レール&レンタカー予約は、下記の他の2社に比べて割安だが、セット販売であるため、目的地について雨だからレンタカーはやめるというようなlことはできない。その他利用条件に注意。
トヨタレンタカー ・トヨタレンタカーは、トヨタレンタリースの新神戸駅前店が扱っている。駅前の超高層ビル新神戸オリエンタルシティ内のANAクラウンプラザ神戸5Fに営業所(受付デスク)がある。新神戸オリエンタルシティ3Fと新神戸駅1Fの間に連絡通路がある。営業時間8:00~20:00。電話:078-265-0100。乗捨て可能。料金例:ヴィッツ24時間7020円+免責補償料1080円=8100円。
タイムズカー ・タイムズカーレンタルは、時間貸し駐車場のタイムズのレンタカー。新神戸駅前店は新神戸オリエンタルシティB1にある。地階扱いだが、実際の店舗は1階レベルにあってビル外から直接出入りできる。営業時間8:00~20:00。電話:078-251-5656。別の営業所への乗捨ては可能で、20km以内は無料。料金例:ヴィッツ24時間7560円+免責補償料1080円=8640円。
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(注1)神戸市の高速道路網は、六甲山南側の中心市街地は阪神高速3号神戸線が東西に走っているだけ(5号湾岸線は中途まで)だが、北部(北区)と西部(須磨区・垂水区・西区)は、たくさんの路線が入り組んでいてわかりづらい。走行前に調べておいたほうがいい。
(注2)阪神高速各路線は阪神高速道路株式会社が、山麓バイパス・六甲有料道路・六甲北有料道路は神戸市道路公社が、ハーバーウェイ・摩耶大橋は神戸市みなと総局が、それぞれ管理している。管理者が異なる高速道路を行き来する場合、通常は料金が嵩むので注意。ETCは便利だが、個別の料金を意識しにくい欠点がある。
(注3)掲載情報は変更される場合があります。ご利用の際には各交通機関または施設の公式サイトで確認してください。
神戸市市内交通手段の特徴・比較・料金・休業日・利用方法